CRYSTAL CASTLE

CRYSTAL CASTLES

CRYSTAL CASTLES


もどかしい、シニカルな、ヒステリックな、ごちゃまぜの、
子猫のスープ。


レビューを書いてる人が、(岡崎京子の漫画のようだ)って表現してたけど、ワタシの中にもそんな(めんどくさい、かったるい、ぬるま湯のような倦怠感と焦燥)がバーストして咳き切ったように溢れ出す感情、みたいなのを感じる。
人前に出るのが怖くて飛び出した人形みたいに踊ったシド・ヴィシャスみたいに。イライラする。これは彼らのバランス。羨望に似た感情で泣けてくる。これをマイスペでずっと聴いてたときに、落ちモノネトゲにちょっとハマってて。イライラするコントロール出来ないもどかしさ。


犯罪者だった(ってほどではないけど前科者)の彼らの表現のひとつが音楽で。
淀んだ川岸には彼らの体液が流れている。リバース・エッジ。アンドレ・ブルトン。青い春。このまま歪みっぱなしでいって欲しいけどそれは難しいんだろうなあ。人は変わりゆくもの。