Japan Underground
- 作者: 内山英明
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今日、やっと三部作見終わった。1は地下とはサイバー、近未来的空間を持つものだと捉え、(前にも書いてるけど、卓球のアルバムのジャケにもなっております)暗闇には、光が必要で、地上ではわからないハイテクの手足が螺旋状に配置され、光と闇のコントラストと機能美のような美しさがあった。とても広大。
2には更に奥深く、(地下)という体内に潜り込む。配管はまるで血管のごとく張り巡らされ、配電線は神経のようである。サイエンス。何故か胎児の模型が丸いシリンダーのようなものに入って飾ってある。地下という胎内。潜ることは回帰願望を。
3は、今まであまり感じさせなかった、地下、まさに(アンダーグラウンド)な部分に入る。病原菌の研究、人工心臓、動物実験、かつての戦争の爪痕、隠された暗部が醜くも美しく写し出されている。匂いを感じないこの写真たちがようやく、濁って腐った壁を、鍾乳洞を、生々しく見せている。
地下は生きている。脈々と息づいている。