音も立てずに崩れて

血が溢れ出した。



だと、思ってた。Mステにテナーが出た件で、色々感想を見てみたんだけど、結構肯定的なんだね・・・。
ワタシにとってのテナーって、2004年で一度気持ち引っ込んじゃって。2004年当時に聴いていたものを、CD棚から引っ張り出してきた。
TRAVELING GARGOYLEを聴いて、歌詞の持つ、世界観に惚れて、LOST WORLD'S ANTHOLOGYを聴いて。MAD PIANISTを初めて聴いたとき、こうやって聴こえたんだ。鳥肌が立ったんだ。(詩が溢れ出した、と唄っています)


なくした記憶を呼び覚ますメロディ


血で汚れた手で錆びついた剣を放り投げると




音も立てずに崩れて


シンペイくんの描いたジャケとホリエくんの少しファンタジーで切なくなるような胸を刺すような歌詞、好きでした。とてもメランコリックで。今じゃ想像出来ない。どうしてみんな売れてしまうと、わかりやすい歌詞ばかりわかりやすいメロディーばかり書くの?
直接的な歌詞は、苦手だ。
下北のシェルターで歌っていた彼らは帰ってこない。
Mステに出た意味はなんだろう?わからない。本当にアレ観て、ライヴ行きたくなった?ひなっちのベース篭ってたよ?
TENDER以降の彼らの音を懸命に聴いてみようと思わなかった。私にはほんの少しの哀しみが必要だ。内省的センチメンタル。



空を飛べる君にはわからないだろう
風のない日の淀んだ水の臭いを



そう唄った。腐った水の臭いを、空を飛べる貴方は、もう忘れた。



当時に聴いていた、インディーズのCDも見つかった。

sonar,sonar

sonar,sonar


silent orange

silent orange


君の夢を見たんだ

君の夢を見たんだ


exit songs

exit songs




スーパーカーのHIGH VISIONのような世界観が好きだったな。ワールズ・エンド・ガールフレンドとか、クラムボン、アート・スクールとか。んーセンチにやられてたんだろう。ジャケが儚くて美しい、とかも条件だったような。眩しいなと感じるの。
TENDERもジャケがすごく好きで、当時の上司や友達にめちゃくちゃ勧めまくっていたよ。オトナになると、余計に青いモノに憧れるものです。コドモにはわからないさ。そしてDさんに勧められたsleepy.abの1stを今、聴いてます。ああ好きな世界だ。(感性のイメージを自分のルールで縛る)


face the music

face the music


うん、この人の唄い方、downyに感じが似てるよ。今度、貸してみよう。言葉がはっきりと聴こえない感じとかね。


downy

downy


TENDER

TENDER