ねえ、朝日を見たことはある?

マリー・アントワネット、見てきましたよー。大き目の映画館で映画を見るのはひさしぶりなような気がする。PARCO前まで行ってから(あーそういえば ブラザー・オブ・ザ・ヘッド 観たいんだった・・・)←目的違い。
ネタばれますのでお気をつけて。たたみませんよ。



予想通りに、ソフィアの描く、青春映画でした。オンナノコでした。16歳の普通の女の子がフランスに嫁いでしまう、甘すっぱいお話でした。もう少し毒が盛られてもよいような気がするのですが(死に向かっていく過程とか、財政難への感覚のずれた曖昧な不安感とか)最後まで爽やかでした。
子供が出来ない不安感も、周りにすごく支えられてるし、そう、とにかくイイ人たちばかりなんです。ポリニャック夫人そんなんじゃないだろー?すごくイイ人でした。悪い遊びを教えるだけの人じゃありませんでした。フェルゼンも火遊びをわかってる人でした(笑)マリーも。最後まで母で、妻でした。
18の誕生日を迎える夜に、友達・・・・友達なんでしょうか?男女5−6人と朝日を見に、ヴェルサイユの庭を子供のようにはしゃいでかけのぼり、滲んだ日の光をみんなで静かに迎えるシーンは(ああー青春だった)と思わせるような。
マリーの青春でした。儚くて美しい人生でした。それを象徴するシーンでした。あと、子供を産んでから、敷地内に作った村で花摘みを娘と一緒にするマリーとか。綺麗。綺麗すぎる。
それはそれで、一人の女性を描いた作品なのだな、と。
あと、サントラを聴いたかぎりでは、これがどう、使われているのか気になっていたのですが、さほど違和感なく。
ソフィアのマリーなんだなあ、と。映画を見終わった後、友人と(ベルバラ読んでみて、ギャップがあるから、ソフィアが読んだら驚くに違いない)とか話してました(笑)
悪女のかけらもないもんね。うーん素敵で可愛らしい映画で御座いましたよ。

80'sカラオケも最高でした。あの頃の曲って、なんてメロがドラマティックでかっこいいんだろーね?歌詞とかも大人で、ロマンティックだよねえー。止めてロマンティック!!チェッカーズ井上陽水も。