2019年

ブレードランナーを観る。何度も観ているけど、いつだって考えさせられる。カルト映画とかじゃなくて普通に感動する。そして泣く。(人前で泣かないのでこっそり一人で観る)
殴られた後に、確かめるように、口内に指を入れて、血を吐き出すシーンがいつも印象に残る(誰もそんなこと気にしてくれないけど)


2019年。


物価は上がり続けて、みな、(ホンモノ)を手に入れられなくなる時代が来る。手に入れられないから(ホンモノ)に存在が近いものを求めて、よりリアルなものを、より食べ物らしく、より動物らしく。出生率が下がり、より人らしいものを。
小麦を見れなくなる時代が来る。蛇ってなに?と聞く子どもたち。生きているものを触れられない時代。
(2019年)という其れはやがて来る。いろんな言葉がいきかい、いろんな人種、いろんな宗教観が入り交る。(ホンモノ)という豊かさやリアルさを求めてどんどん食い尽くしていく。


生きて死ぬ。それだけなのに。ただそれだけ。